11.17 学習会「いじめによる自殺事案の検証―いじめの構造と法的対処」
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と き:2012年11月17日(土)13:30~
ところ:勤労者福祉センター4F会議室
概 要
県過労死連絡センターは近年増加している職場内に行ける「いじめ・パワハラ」についての学習会を行いました。また、天候は雨でしたが、学習会前に「過労死防止法」の制定を求める街頭宣伝を行いました。10人が参加し、署名52筆を集めました(^^)v
宣伝では藤田弘赳さんがマイクを握り、「異常なまでの長時間労働やパワハラなどにより、過労死する労働者が増加している。過労死防止法の制定を求める署名に協力ください」と訴えました。
午後からの学習会は、弁護士の山本勝敏さんを講師に行われました。山本勝敏さんは、「集団内において、いじめを行う者の行為に対して、周囲の人が抑制をかける反作用が働くことでいじめの深刻化を防ぐことができる。反作用が機能していない集団ではいじめが深刻化する」と話しました。続いて山本勝敏さん、いじめ集団の四層構造モデルを紹介し、「被害者を真ん中にし、周囲に加害者おり、被害者を人格的に支配する。さらに、観衆と傍観者がいる。こうした四層構造でいじめは構成されている」と話しました。「観衆とは加害者を周辺で支持し、いじめを促進する共犯的な関係にある者。傍観者は仲裁者にもなり得るが、仲裁するものが一人もいない場合、傍観者はいじめを暗黙に支持することになり、いじめは増々ひどくなる」と説明しました。
職場内において、どんな小さなことでもいいので職員から報告があった場合はそれを受け入れる体制があることが大切です。に、報告をしやすい職場環境をつくることに努めるべきです。そうでなければいじめは黙認されていくことになりかねません。組織の中においていじめを発見することは難しいですが、誰かが異変に気が付いて時に、その行動が組織内にどのような影響を及ぼすのかを考えないといけません。